昨年の中ごろまでは、
日経平均株価も順調に推移し、政府筋
や日銀から毎月発表される経済指標も実感はないものの、本
格的な景気回復を期待させる内容が続きました。
バブルが崩壊してから2003年まで大きく低迷していた日本の
株式市場にも、再び活気が戻ってくることを信じていました。
しかし、昨年の8月に
サブプライム問題が浮上したことにより、
金融市場は大きく揺さぶられることとなりました。
米国株式市場が世界の株式市場を牽引するかのように、連日
乱高下を繰り返しており、依然として回復する気配がなく、日本
市場も底が見えない状況が続いています。
しかし、永遠に低迷するということはないの、今後必ず上昇局
面に転換する場面が訪れますので、それまでの間は、しっか
りと、金融市場の動向を伺いながら、投資スキルを高めていく
必要があるのではないかと思います。
今回は、装いも新たに日経225先物取引の仕組みをあらため
て解説させて頂きたいと思います。
日経225先物取引は、ある特定の期日(満期日)に、東証1部
に上場している銘柄から選出された225銘柄を日経平均株価
指数とし、現時点で設定されてる約定金額で取引します。
簡単にいいますと、買った時点よりも、日経平均株価が上昇
すれば、上昇した分利益になります。
また、反対に、買った時点よりも、日経平均株価が下落した
場合には、下落した分損失となります。
また、日経225先物取引は、買いだけではなく、信用取引の
ように売りから取引することも出来ます。
ですので、日経225先物取引は、仮に相場が下げている局
面でも利益を狙った取引を開始することが出来るのです。
繰り返しになりますが、個別銘柄に集中投資するのではなく、
東証1部に上場している銘柄の中から225銘柄選出された株
価の平均値である日経平均株価に投資します。
ですので、本来的な意味において分散投資が可能であり、
値動きが追いやすいのが特徴です。
また、個別銘柄の業績を分析するようなことはしなくても良い
代わりに、株式投資と比較すると、日経225先物取引の場合
金融市場全体の大きな流れを把握する必要があります。
日経225先物取引は、通常の000万円単位での取引である
ため、日経平均のおよそ1000倍の価格で取引されます。
ですので、日経225先物取引は株式投資よりも大きな利益を
得ることができるのですが、それに比例して損失も大きいので、
思惑が外れた場合は速やかに撤退する必要があります。
例えば、もし日経平均株価が買った時よりも100円値上がりし
た場合には10万円の利益となりますが、反対に100円値下が
りした場合には10万円の損失となります。
日経225先物取引は取引代金×数%の証拠金で取引が出来る
のですが、これをレバレッジ効果と言って、少額の資金で高い
投資効果を得ることができる取引手法です。
レバレッジを効果的に用いることにより、少ない資金で大きく
儲けるチャンスがあります。
しかし、反対に損失も大きくなる可能性がありますので、レバ
レッジを設定することはリスクの高い運用方法であることを常
に注意する必要があります。
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