日経225先物取引は日経平均株価を投資対象としているので、株式市場の市場参加者の
動きも注意する必要があります。市場の大きな割合を占めているのが外国人投資家です。
今年の半ばごろから10月上旬までの期間に渡って上昇局面にあった株式市場が、ここに
きて大きく後退することになったのは、外国人投資家の撤退する動きが加速したからです。
このため日本市場は海外市場から取り残される格好となりました。それほど外国人投資家
の影響力は大きく、一日の売買の60%前後を占めるといわれています。(主に米国人)
外国人投資家といっても例えば一般の米国人投資家が何万人と売買しているわけではあり
ません。大半は、保険会社や投資信託、年金基金などの機関投資家が中心となってます。
ポートフォリオの一角に日本株を添えて売買しているので、停滞することは許されません。
運用効率が悪ければばっさり切られることになります。ですので、大きく動く時は一気に動く
わけですから、外国人投資家の動きを無視して取引することはできません。
ちなみに日経225先物市場の外国人投資家が占める割合というのは全体の40%ですので、
いかに外国人投資家の影響力が大きいかお分かりいただけると思います。個人投資家の
中には単純に外国人投資家の動きに乗って取引されている方も多いです。
もし、日経225先物をこれから本格的に取引されるのであれば、必ず外国人投資家の動向
を確認してから相場に入られることをおススメします。
大阪証券取引所(大証)から定期的に発表されるデータを見れば分ります。ホームページで
確認できますので、ブックマークして定期的に確認することを心がけたいものです。
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