連日のように米国発の金融不安広がる格好となり、それらに連動
する形で日本市場も大きく動かされることを余儀なくされます。
その度に翻弄されるわけですが、今回は日経225先物での値幅
制限について簡単に解説させて頂きたいと思います。
日経平均株価は日経225銘柄の株価の動きを示した株価指数の
ため日経225銘柄にはそれぞれストップ安、ストップ高が設定され
ておりますが、日経平均株価自体にはございません。
ですので、もし日経225銘柄全てが同一方向に動いてストップ安、
もしくはストップ高をつけたとしても、日経平均株価自体には何ら
制限が設けられることがないわけです。
一方、日経225先物には値幅制限が設けられていますので、株式
同様にストップ安、ストップ高がございます。
ちなみに、今現在の日経225先物の値幅制限は上下2000円とな
っています。恐らく値幅制限がかかるレベルにまで相場が動いた
場合は約定するまでの時間が相当掛かると思います。
もし2000円動く相場で勝つことができれば、日経225先物の場合
は単純に1枚取引するだけで200万円の利益がえられます。
実際問題、日経225が2000円以上の値幅をつけて乱高下する事
は考えにくいですが、もしそうなるとしたら、本当に現物及び先物
市場が崩壊に追い込まれると思います。
そのようなことが起こらないことを願います。
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