日経225先物取引市場は、これまで何度も申し上げさせていただ
いている通り、大口が強い世界です。
なので、先物市場が短期的に大きく動いた場合には、裏で大口が
必ず動いていると思って下さい。
しかし、日経225先物取引市場は90年代とは比較にならないほど
改善されていると思います。それほどまでに昔は投機マネーの力
が相場を大きく揺るがしていたのです。
基本的に日経225先物取引は日経平均株価が上がるか下がるか
の2者択一に投資するので勝つか負けるかの確立は2分の1です。
こうしたことから、日経225先物市場では、互いの手の内を探り合
いながら相場の動きが形成されることになります。
なので、大きな資金があれば有利に展開することはできますが、
絶対というわけではないわけです。実際に過去には大きな資金
をゲーム感覚で動かして破綻することになった大口もいます。
一般の個人投資家からみれば、無限大にあるように思える大きな
資金量を誇っていても、相場に合わせて取引しなければ大きな損
失を被ることとなり破綻してしまうのです。
特に日経225先物取引は、レバレッジ効果が高いだけに勝てば
得られる利益は大きいですが、負けるとその分大きな損失を被
りますので、自己中心的な取引は控える必要があります。
投資能力を高めるには、売買を繰り返す必要があるわけですが、
その為にも、大きな損失を被らないようにする必要があります。
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